藤山直美 三田佳子の軒高ぶりに感嘆「どないな人生送ったら…」

[ 2015年11月3日 17:24 ]

舞台「かたき同志」の初日を終え会見した藤山直美(右)と三田佳子

 女優の藤山直美(56)と三田佳子(74)が共演する舞台「かたき同志」が3日、東京・明治座で初日を迎えた。2年ぶりの再演で、藤山は「もう、疲れました。トライアスロンみたいなお芝居なんでね。皆さんの力で終えられて感謝しています」と無事に開幕し、安どの表情を浮かべた。

 先月の制作発表では「最後の力を振り絞る」と決意をにじませていた三田も、「お客さまの笑い声や歓声がいつものより身近に感じることができた。やっぱりお芝居は、お客さんあってのものですね」と、観客の声援が力になったと強調。藤山は、「あまりにお元気でビックリ。どないな人生送ったら、こうなるのか。100、200まで生きていただきたいですわ」と冗談交じりに称えた。

 作・橋田壽賀子さん(90)、演出・石井ふく子さん(89)の黄金コンビによる名作人情喜劇。12月には北海道、東北などの地方巡業があり残り51公演の長丁場になるが、藤山は「石井先生は毎日のように来られて、まだまだああやれ、こうやれとおっしゃられる。私たちは、お客さまに喜んで帰っていただくため、丁寧に真心込めて立たせていただくだけです」と真摯な姿勢。三田も、「本当に楽しみ。寒い所に行ったら頭が冷えていいのかも」とさらなる意欲を見せていた。

 また、橋田さんは先月30日に脚本家として初の文化功労者に選ばれたばかり。三田は、「当然です。今回、台本を読み返したら、セリフの力強さをものすごく感じた。すごい。次は文化勲章をとっていただきたい」と祝福していた。

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