北斗晶、5年生存率50%「怖いけど、負けないように頑張る」

[ 2015年10月4日 05:30 ]

会見で笑顔をみせる佐々木健介(左)と北斗晶夫妻

 先月24日に乳がんで右乳房の全摘出手術を受けた元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(48)が3日退院し、埼玉県吉川市の事務所で会見した。がんの進行度はステージ2bで、5年生存率は50%と説明。今月下旬から抗がん剤治療を始めて寛解を目指す。

 右脇のリンパ節まで転移していた乳がん。進行度はステージ1~4のうち「ステージ2b。極めてステージ3に近い」と説明した。担当医からは「胸だけなら生存率は70%だが、脇まで行ったら5年生存率は50%」と言われたことを明かした上で北斗は「怖いけど、負けないように頑張る」と意気込んだ。

 これから厳しくつらい闘病に臨むにあたり、全てをさらけ出した。関係者が「生存率のことまで明かすとは思わなかった」と驚いたほど。この日は「不安」「怖い」という言葉が何度も口をついた。

 手術では、乳首を残したかったが「おっぱい、片一方なくなったっていいじゃん。生きていられるから」と言い聞かせ、全摘出した。がんが転移した右脇のリンパ節も切除。その影響で右腕で重たい物を持ったり、注射を受けることは一生できなくなった。今後は抗がん剤治療を約8回、半年ほど続け、放射線治療、ホルモン療法で寛解を目指す。

 ▽乳がんのステージ 病期が0、1、2a、2b、3a、3b、3c、4の8つのステージに分かれる。ステージ2bは、脇の下のリンパ節に転移があり、しこりが2.1~5.0センチの状態。北斗はがんが「2.5センチ」と説明している。3aは、脇の下のリンパ節にがんが癒着しているか、周辺組織に固着している状態、もしくは、しこりが5.0センチ以上で脇の下のリンパ節に転移がある状態。

 

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