AKB次期総監督ゆいはん “最重要人物”は「高橋朱里」

[ 2015年10月4日 14:30 ]

AKBの未来を見つめる横山由依(左)と高橋朱里

 AKB48は12月8日に10周年を迎える。それに伴い、10年間AKBを引っ張ってきた高橋みなみ総監督(24)が卒業し、グループは新時代を迎える。高橋からバトンを受け継ぐ次期総監督でチームAキャプテンの横山由依(22)。メンバー間で「次期次期総監督」の声もあるチーム4キャプテンの高橋朱里(18)。AKBの未来を担う2人の決意を聞いた。

 ――由依さんはこれから始まる新チームAでどんなキャプテンになりますか?

 由依 私はカリスマ性とか背中で引っ張るタイプじゃないから「みんなと一緒に」がテーマです。なるべくメンバーとの距離を近くして、できるだけコミュニケーションを取っていきたいと思っています。

 ――「調整型リーダー」ですね。

 由依 私は視野が狭いところがあるから、みんなに助けてほしい。(中村)麻里子が副キャプテンでいてくれるし、視野の広い小嶋(陽菜)さんもいます。みんなに支えてもらいながらチームをつくっていきたいです。

 ――朱里さんはチーム4でどんなキャプテンになりますか?

 朱里 キャプテンではあるけれど、自分の世界をちゃんと持っていたいです。たかみな(高橋みなみ)さんがこの10年間、アーティストを目指してやってきたように、私もキャプテンをやりながら、自分が芸能界でどうなりたいかということを絶対に忘れないようにしたい。そういう自分の熱がグループの熱につながると思うんです。

 ――「理念型リーダー」ですね。

 朱里 「AKB48がゴールじゃない」ということをチームのみんなに意識してほしいと思っています。

 ――由依さんは朱里さんのリーダーとしての資質をどう見ていますか?

 由依 私は22年間必死に生きてきたけれど、朱里は18歳にして既に私に追いつき追い越す考えを持っています(笑い)。

 ――たかみなさんは朱里さんについて、自己評価が低いことを逆に評価していますね。自己評価が低いからこそ他人の意見をよく聞くことができるんだと。

 朱里 私は本当に自信がないんです(苦笑い)。

 由依 朱里は悩みやすくて「無理です」と言うことも多いけれど、でも、その壁を乗り越えるたびに成長するタイプですね。朱里のような、AKBイズムを引き継いでくれるメンバーが近くにいてくれるのはありがたい。私の中では、これからのAKBをつくっていく上で最も重要な人物だと考えています。

 ――“最も重要な人物”というのは大変な評価ですね!?

 由依 エースも大事ですけど、核になる人間が大事だと思うんです。

 ――10年間、核としてやってきたたかみなさんが卒業した後のAKBについて2人はどう考えているのでしょう?

 由依 例えば、たかみなさんに子供が生まれて、その子がAKBに入れるくらい、長く続くグループにしたいです。

 ――「たかみな2世」がAKB入り!?

 由依 そのためにはAKBをキープしなくちゃいけない。これから私自身の知名度をもっと上げていかなきゃいけないし、若いメンバーももっと上げていかなきゃいけないと思っています。

 ――朱里さんは?

 朱里 私が初めて立った大きなステージが西武ドーム(2011年7月のAKB公演)だったんです。でも、それは自分たちの力じゃなくて先輩たちがお客さんを集めてくれたから、あのステージに立つことができたんです。

 ――AKBはあの西武ドーム公演の翌年、目標だった東京ドーム公演を実現しましたね。

 朱里 AKBとしてはあの時、東京ドームという目標を達成してしまったんですけど、私たちの世代としては、これから自分たちの力で東京ドームを満員にすることが目標でもあるんです。

 ――東京ドームもいいですが、5年後には“高橋朱里総監督”として新国立競技場でできるといいですね!?

 朱里 いやいや、そんなこと(総監督)はできないですよ(苦笑い)。

 ◆横山 由依(よこやま・ゆい)1992年(平4)12月8日生まれの22歳。京都府出身。2009年9月、9期生オーディションに合格。11年5月発売の「Everyday、カチューシャ」で初選抜。今年の選抜総選挙は10位。

 ◆高橋 朱里(たかはし・じゅり)1997年(平9)10月3日生まれの18歳。茨城県出身。2011年2月、12期生オーディションに合格。12年5月に発売された「真夏のSounds good!」で初選抜。今年の選抜総選挙は25位。

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