長渕剛 富士山ライブ「死ぬかと…」終了後に失神、点滴治療

[ 2015年9月22日 09:47 ]

富士山麓10万人オールナイトライブを振り返った長渕剛

 歌手の長渕剛(58)が21日、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」(月~木曜後10・00)に生出演。8月22、23日に行った富士山麓10万人オールナイトライブを振り返り「死ぬかと思いましたよ」などと壮絶さを語った。

 ライブの感想を聞かれた長渕は「10万人の渦と言いますかね。人間の圧力と言いますかね。10万人の中に自分が埋まってしまってね、もう微動だにできなくなるんじゃないかっていう、とてつもないプレッシャーを感じながら、それを跳ねのけるのに必死でした、最初は」と切り出した。

 「ほとんどのスタッフがね、自分が何をやったか覚えてないって言うね。僕も断片は覚えているんだけど、ほとんど覚えていないですね。終わった後に自分の使命は終わったと思って、そのまま失神をしちゃって、3日か4日くらい点滴治療を受けたりなんかして」とライブ終了後に倒れたことを明かした。

 ライブから1カ月が経ち「日を追うごとに思うのはね、物を作る時っていうのは、だいたい皆さんね、お金のことを考えるんですよ。つまり、お金に寄り添って生きていくんですね。でも今回、僕たちは命に寄り添ったんですね」。数百人のスタッフが風雨の中、徹夜を繰り返し、巨大なステージを作り上げた。

 「僕は彼らの姿を見て、彼らの1個1個の命を無駄にしたくないと、彼らの命に寄り添った。そして10万の観客も僕の命に寄り添った。その思いの力が、あの一瞬だけだったんですよ、『富士の国』を歌った後に、雨ばっかり降っていて、どんよりした曇り空に、ついに日が昇ったんですね」と“奇跡の朝日”を回顧した。

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2015年9月22日のニュース