ムーンライダーズ武川雅寛 急性大動脈解離で緊急手術「闘病中」

[ 2015年6月25日 10:47 ]

 ロックバンド「ムーンライダーズ」のメンバーで音楽家の武川雅寛(64)が今月18日、体調不良を訴えて救急搬送され、急性大動脈解離の診断。緊急手術を受けた。25日、バンドのフェイスブックなどで発表された。

 「現在も集中治療室で、ご家族、医療者の皆さまに見守られ、闘病中です」と報告。自身のソロコンサートや加藤登紀子(71)あがた森魚(66)へのコンサート出演をキャンセルした。

 「ムーンライダーズ」は鈴木慶一(63)らが1975年に結成。武川はバイオリニストとして活躍。スタジオミュージシャンとしても活躍し、かぐや姫の代表曲「神田川」の印象的なイントロを演奏したことなどで知られる。

 大動脈解離は石原裕次郎さんをはじめ、最近はタレントの大木凡人(69)が今年1月に、ロックバンド「C―C―B」のベース・渡辺英樹(55)が今月発症。病院に着く前に20%以上が亡くなると言われる難病。

 ▽大動脈解離 大動脈の内壁に亀裂が入り、内膜と外膜に分離される病気。突然発症することが多く、急性大動脈解離は急性心筋梗塞と並ぶ循環器の救急疾患。動脈壁の劣化が主な原因で、発症者の約3分の2に高血圧がみられる。新たな解離の発生など合併症も多く、手術が成功しても、血圧を低く保つ薬物療法の継続が必要になる。

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2015年6月25日のニュース