くるよ、復帰後初テレビでいくよさんへ「天国まで真っすぐ行きや」

「水野真紀の魔法のレストランＲ」収録に参加した（左から）間寛平、月亭八方、今くるよ、ハイヒールリンゴ、モモコ

　５月２８日に胃がんのため亡くなった漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよさん（享年６７）の相方、今くるよが、仕事復帰後初のテレビ収録に臨んだ様子が７月６日放送のＭＢＳ「水野真紀の魔法のレストランＲ」（月曜後７・００）で放送される。

　テレビやラジオ、取材も２人一緒でしか受けない深いコンビ仲で知られていた。２３日にはフジテレビ系情報番組「直撃ＬＩＶＥ　グッディ！」（月～金曜後１・５５）に生出演。しかし、１７日に大阪市内で約５時間かけて収録された同番組がいくよさんが亡くなって以降、初のテレビ収録だった。

　ゲストにはくるよの他に、親しかった落語家月亭八方（６７）、タレント間寛平（６５）、女性漫才コンビ「ハイヒール」らが集結。いくよさんが生前、愛してやまなかった大阪ミナミ周辺の３店舗をめぐり、知られざるエピソードが明かされていく。

　その中でも、毎年３月３日に今いくよ・くるよが中心となって吉本女芸人を集める「女芸人だけのおひなまつり会」が開催されていた居酒屋「けー坊」では、脂が濃いのが苦手といういくよさんのために「とん平」の中身を「いか」に替えて作られた「いか平」など“いくよさん特別メニュー”を紹介。特別メニューの一つである鍋を食べながら、過去の漫才ＶＴＲを振り返り、衣装の変遷などを語り合った。

　くるよへのインタビューでは、２人の出会いや自身が病に陥った際、いくよさんに助けられた思い出を口にし、「相方と漫才ができて感謝です。素晴らしい相方でした」と声を震わせた。「今どのあたり？天国まで真っすぐ行きや。絶対に頑張るから。ほんまにありがとう」と最愛の相方へメッセージも送った。