三池崇史監督原点回帰の新作 不評なら「市原隼人のせいです」

[ 2015年4月20日 20:48 ]

映画「極道大戦争」特別試写会に出席した(左から)三池崇史監督と市原隼人

 俳優の市原隼人(28)と三池崇史監督(54)が20日、都内で行われた映画「極道大戦争」トークショー付き特別試写会に出席した。

 ロボットレストランでの飲みの場で“ヴァンパイアがかみつくとヤクザになる”というコンセプトが決まったことを明かした三池監督は、当初、台本の内容も想像がつかなかったそうで、「市原隼人が主演をやるかもしれないとなってから、自分の中でも全体的に加速していった」と明かした。「だから、映画を見て“これはどうよ”と思ったら市原さんのせいですからね。全部の責任は市原隼人にあると思ってください」とコメントし、市原を困らせていた。

 また、演技について真面目に語る市原を見て、三池監督は「子どものときからそんな感じ?周りは大変だったでしょうね」と興味を持ち、「お父さんはどんな人?」「お母さんは?」と質問。これに市原は、「父も母も厳しい人です。仕事では『眉毛が細いのは変だよ。太くしなさい』とか、『腰パンなんかして…。もっと(ズボン)上げなさい』と叱られました」と振り返ると、三池監督も「昔はそうだったね(笑)」と懐かしんだ。

 同作は、ヤクザヴァンパイアにかみつかれた人間が、次々とヤクザ化してしまうという完全オリジナルストーリーで、三池監督が自身の原点回帰と位置づけ、初心に戻って挑んだ、極道エンターテインメント作品。6月20日よりTOHOシネマズ新宿ほかで全国ロードショー。

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