サンド伊達、芝居にも意欲 1週間にコント13本が「自信に…」

[ 2015年4月12日 09:00 ]

「容疑者は8人の人気芸人」に本人役で出演する「サンドウィッチマン」の伊達みきお(C)フジテレビ

 お笑いコンビ「サンドウィッチマン」のツッコミ担当、伊達みきお(40)が、フジテレビのスペシャルドラマ「容疑者は8人の人気芸人」(18日後9・00)に出演する。芸人が本人役で事件の容疑者となる異色のサスペンス。2007年に漫才日本一を決める「M-1グランプリ」で優勝を果たし、ビートたけし(68)からも評価される漫才・コントの実力者が、演技の世界でも存在感を見せる。

 容疑者たちと同じく本人役の「バナナマン」日村勇紀(42)の命が狙われる事件が発生。日村は1人で“秘密基地”から配信しているインターネット動画「日村ちゃんねる」で「大脱出シリーズ」第3弾に臨んでいたが、その身に突如、危険が迫る。日村の命は残り9時間30分。容疑者は、日村と直前までテレビ番組の収録で一緒だった人気芸人8人(宮迫博之、博多大吉、設楽統、バカリズム、伊達みきお、徳井義実、いとうあさこ、若林正恭)。犯人は誰なのか…。カンニング竹山(43)演じる黒田刑事が事件を追う。

 ドラマ出演の経験がある伊達だが、今回のオファーについては「単純にうれしかったです。“人気芸人”というくくりに入れていただけましたし」とニンマリ。お笑いとは違う空気の中での撮影。「相変わらず技術が凄い。あっちから撮ったりこっちから撮ったり、動きも機敏」とスタッフの動きに舌を巻く。
 
 本人が本人役を演じることには、難しさと楽しさの両面があったという。コワモテで、口調の強いツッコミが特徴だけに「チンピラ的要素もある」(伊達)役どころ。「当たり前ですけど、そこは素ではなかったり、ある部分では“本人”なのでアドリブも入れやすくて入りやすい役ではあります」と説明する。「みんなで作り上げているドラマですが、直接的な絡みがないキャストもいるので自分自身もオンエアがとっても楽しみ」と放送が待ちきれない様子だ。 

 刑事役のカンニング竹山の芝居に触れ「ドラマの現場に慣れているし役者だなって思いました。役にしっかり入っているなと感じます」と感服。そんな自身も今後は「ドラマの仕事もやらせていただきたい」と意欲をのぞかせる。せりふを覚えること、自分のいいたい口調にできないなど難しいことも多いが「以前、一週間にコントを13本やったことがあるんですけど、それが自信になっています」。お笑いで培った技術を武器に、演技の分野で伊達はどんな新しい顔を見せてくれるだろうか。

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