ぱるる 脱ぽんこつ!映画主演で演技開眼 「マジすか」で増す輝き

[ 2015年3月1日 10:00 ]

大人の魅力を増した島崎遥香

 ぱるるは、もう、ぽんこつじゃない。日本テレビ系の連続ドラマ「マジすか学園4」(月曜深夜放送)で、AKB48の島崎遥香(20)がこれまでの殻を破る演技を見せている。感情を抑えたクールなたたずまいに、強い目力。女優としての成長がうかがえ、以前のような不器用さを全く感じさせない。今の思いについて聞くと「神対応」で答えが返ってきた。

 ――もう、ぽんこつじゃないですね!?

 「本当、言われなくなりましたね(笑い)。最近は“塩対応”が先行しちゃってましたからね。でも、今でも、何もできない感はありますよ」

 ――いや、「マジすか学園4」の演技はきらきら輝いています。

 「ホラー映画(昨年秋撮影、今年秋公開の主演作“劇場霊”)をやらせていただいて、演技に対する思いが、少しですけど大きくなったのかな、とは思います」

 ――映画主演が良かった?

 「映画でちゃんと監督さんと向き合って演技をしたのが初めてだったんです。演技ってこういうものなんだ!と気づきました」

 ――ドラマとは違う?

 「どっちも良さはあるんですけど、ドラマは時間に追われる感じで、私は映画の方が向いているかな…」

 ――将来なるならば映画女優?

 「なれたらいいなとちょっと思います。本当にあの映画が大きかった。それまではドラマや映画を普通に見ていたんですけど、最近は自分がこの役だったらどうしようと考えたり、いろんな女優さんの演技を気にしたりするようになりました」

 ――そのようにして臨んだ今回のドラマは自信があったのでは?

 「自信というより“マジすか学園3”の時より絶対にいいものを見せたいという思いはありました」

 ――心がけたことは?

 「現場では周りのメンバーを“一共演者”と思うようにしました。メンバーだと仲良くしゃべってしまうんです。私は初心者でまだ切り替えができないから、そういうのは良くないと思ったんです。私語はしないと心に決めて、シャットダウンしました」

 ――既に「マジすか学園4」はクランクアップしましたが、今後は?

 「昨年末に秋元(康)さんに送ったメールには“来年はファンの方や世間の方々があっと驚くようなことをしたい”と書いたんです。昨年と同じ自分で行ったら絶対につまらないので、通常を覆したいと思っています」

 ――楽しみです。

 「皆さんが驚くことを1発…2発…3発くらい、年内にやろうと考えています。昨年末に私から提案したことが3つあるんです」

 ――AKBの一員としてはどうでしょうか?

 「今年は、恩返しを一つの目標にやっていきます。これだけ自分の名前を知ってもらって、いろんな仕事をさせてもらえるのは、秋元さんをはじめAKBの力なので、それを忘れずにいたい。私も先輩になってきたので、恩返しする番だと思うんです」

 ――具体的には?

 「“AKBには興味がないけれど、ぱるるのことは好き”と言ってもらえることがあるんです。私のことが好きだという人は、結局、AKBを見るわけじゃないですか。だから、そういう人をたくさん取り込みたい」

 ――きょうの発言を聞いていると、本当に大人になったと思います。

 「3月でもう21歳になりますからね(笑い)。1人で仕事をすることが多くなってから“本当に正しいのはこういうことなんだ!”というものを得ました。集団行動だと、みんなに任せてしまう部分があるので、1人で何かをやる機会が増えて良かったです」

 ◆島崎 遥香(しまざき・はるか)1994年(平6)3月30日生まれの20歳。埼玉県出身。09年9月、9期生オーディションに合格。12年5月発売のシングル「真夏のSounds good!」で初選抜。同年9月のじゃんけん大会で優勝し、12月発売の「永遠プレッシャー」で初センター。昨年6月の選抜総選挙で自身最高の7位に。自身のことを示す「塩対応」が昨年の新語・流行語大賞の候補に。愛称・ぱるる、ぽんこつ。

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