松重豊 珍しい?ラブシーンにニンマリ「これからやってみたい」

[ 2015年1月24日 13:51 ]

映画「さよなら歌舞伎町」初日舞台あいさつに登場した南果歩(左)と松重豊

 俳優の染谷将太(22)が主演する映画「さよなら歌舞伎町」(監督廣木隆一)が24日に封切り初日を迎え、染谷、ヒロインを演じた前田敦子(23)をはじめ、南果歩(51)、松重豊(52)ら出演者が初日舞台あいさつを行った。

 東京・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、訳ありの男女の姿を描く物語。南は「ちょっとヘビーな映画ですけど、この映画は夜に見るのにぴったり。今度は夜の遅い時間に見ていただいて、そのまま歌舞伎町に行っちゃってください」と呼びかけ、笑わせた。松重は指名手配の逃亡犯役で、南は彼を支える女性を演じた。松重は「52歳で、ラブストーリーの1つを担わせてもらって、非常にうれしい。監督ありがとうございました」とご満悦。珍しいラブシーンを堪能したようで、「若い頃にいろいろやってみたかった。これからもいろいろやってみたい」。

 松重を後ろに乗せて、南が自転車で爆走するシーンもあるが、「逃亡犯役で実際にやってみると本当に苦しい状況なんだなと。でも、それを支えるパートナーには自転車の脚力が必要だったんだなと。南さんの脚力で助かったようなもの」とニンマリ。南も「ぶっ飛ばしました。でも、生きるか死ぬかの境界線になると、火事場のバカ力で、必死で漕ぎました」と大変な撮影を振り返った。

 トロントや釜山といった国際映画祭にも出品された同作だが、この日は韓国、香港、台湾、イタリアでの上映も発表された。廣木隆一監督(61)は「嬉しい限りですね。新宿のラブホテルの話が世界に広がっていくのはちょっとどうなんだろうなと」と冗談で喜びを表現した。

 舞台あいさつには、韓国から駆け付けたイ・ウンウ(34)をはじめ、樋井明日香(24)、我妻三輪子(23)、河井青葉(33)、宮崎吐夢(44)も登場した。

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