遠野なぎこ“教祖化”報道に怒り「人の痛みを何だと思ってる」

[ 2014年9月21日 21:58 ]

「教祖化」などと報じられていることに異議を唱えた遠野なぎこ

 女優の遠野なぎこ(34)が21日に自身の公式ブログを更新。23日に遠野がゲストとして招かれている「摂食障害・心の闇」をテーマにした講演会が「教祖化」「共感ビジネス」などと報じられていることについて「人の痛みを何だと思ってる」と怒りをぶちまけた。

 幼少期に母親から受けた虐待が原因で摂食障害や強迫性障害などを患い、現在も病と闘っていることを公表している遠野。今回の講演会では「少しでも心の病を広げたい」「必死で生きている人間たちが叫べる場所を増やしたい」と摂食障害の取り組む医療関係者などと打ち合わせを繰り返し、当日は自身も「可能な限り裸の心で挑もう」と、意気込んでいるという。

 そんな中での「共感ビジネス」報道。遠野は「講演会はボランティアの会ではない。ビジネスと呼ばれるもの」と前置きしたうえで「理解を広げるため、“あなたはひとりではない”ことを少しでも伝えたいと思えば、ビジネスに絡めなきゃ難しい」。お金が絡んでくることに理解を求め、さらに「うがった見方しかできない人が多いから、心の病はいつまでもタブー視されている。今後も必要としていただける限りは私の名前も立場も堂々と利用させてもらいます」と訴えた。

 「人の闘いをあざ笑う人間はどうか恥を知ってほしい。あなたたちのパートナーや家族が突然心の病にかかってしまったら?あなた自身の明日がいきなり真っ暗闇になったら?それでも面白おかしく語れますか?」と最後まで怒りを隠さずつづった遠野。最後は同じ病気で苦しむ人に「どうか私の心を信じて」と呼び掛けた。

 

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2014年9月21日のニュース