「花子とアン」スピンオフ「朝市の奥さん」ヒロイン幼なじみその後

[ 2014年9月18日 07:36 ]

「花子とアン」のスピンオフ「朝市の嫁さん」に出演する窪田正孝と石橋杏奈

 NHK連続テレビ小説「花子とアン」(月~土曜前8・00)のスピンオフドラマが完成した。タイトルは「朝市の嫁さん」で、ヒロイン・花子(吉高由里子)の幼なじみ・朝市(窪田正孝)とその奥さんの物語。10月18日にBSプレミアムで午後7時30分から同8時59分まで放送される。

 朝市の花子を思い続けるいちずな姿は、多くの視聴者に共感を呼んだ。脚本を手掛ける中園ミホ氏(55)、番組スタッフからも「朝市にも幸せになってほしい」という思いが高まり、新たなストーリーが生まれた。

 近年の朝ドラでは、昨年後期の「ごちそうさん」、12年前期「梅ちゃん先生」、同年後期「純と愛」でスピンオフドラマを放送。同局関係者は「ここ2、3年、視聴者の要望に応じて放送する傾向がある」と話す。今回も“朝市愛”の広がりに応える格好で実現した。

 朝市は8月末の放送で、甲府から上京し、自身の結婚が決まったことを花子に報告したが、結婚相手について詳しいことは語っていなかった。

 スピンオフでは、朝市の結婚相手・ちづ江(石橋杏奈)が初登場。朝市が花子に結婚を報告した時に、実はちづ江も東京に来ていたという設定。花子の夫の英治(鈴木亮平)、兄の吉太郎(賀来賢人)、妹のかよ(黒木華)らと会い、花子と朝市の歩んできた道を聞いた後で花子(吉高)と対面し、朝市への思いを新たにする。

 27日の最終回で“花ロス”になった視聴者の心を捉えるドラマになりそうだ。

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2014年9月18日のニュース