和田宏プロデューサー 山口さんは「時代の半歩先を行く」

[ 2014年9月17日 07:58 ]

ラスベガス公演での(前列左から)野口修氏、山口洋子、五木ひろし

山口洋子さん死去

 芸名変更を繰り返していた五木が現在の名前で再デビューした当時、山口さんと平尾昌晃氏(76)とともにプロデュースしたレコード会社「徳間音楽工業」(現・徳間ジャパンコミュニケーションズ)の和田宏さん(72)は「時代の半歩先を行く巧みさがあった」と、数々の流行歌を生み出した山口さんの仕事ぶりを振り返った。

 時代を先取りしすぎないことを意識していたといい「3歩、4歩先だと“気取っている”と思われてしまう。庶民的で親しみやすさを残しつつ、従来にとらわれない書きっぷりをしていた」と説明。山口さんは、五木を再デビューさせるにあたって4~5曲の歌詞を持ち込んできたといい、その中にあったのが「よこはま・たそがれ」だった。「単語が並んでいる歌詞が斬新でユニークだった。すぐに“これでいこう”と言ったのを思い出す」と回想した。

 ▼山川豊(歌手)先生から「アメリカ橋」という作品をいただき、私自身が、今までとは違った新しい山川豊というものを発見することができました。この作品に出合えたこと、先生に出会えたこと、心から感謝しています。闘病生活が長かったと思うので、天国でゆっくり休んでほしいです。心からご冥福を申し上げます。

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2014年9月17日のニュース