ASKA被告に栩内被告とは別の愛人「一緒に覚せい剤使った」

[ 2014年7月26日 05:30 ]

別の愛人の存在が発覚したASKA被告

 覚せい剤取締法違反罪などに問われている歌手のASKA(本名宮崎重明)被告(56)に、同罪で公判中の栩内香澄美(とちない・かすみ)被告(37)とは別の愛人がいたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。

 この女性は一般人で、警視庁の取り調べに「ASKA被告に勧められて一緒に覚せい剤を使用した」と供述。近く書類送検される見通しだ。ASKA被告は栩内被告に関して「一切、覚せい剤を使用していない」と主張しているが、この女性とは一緒に覚せい剤を使ったことを認めている。

 検察は、ASKA被告の初公判(8月28日)で、同被告が複数の愛人と覚せい剤を使用していた証拠を示すとみられる。これが採用されれば、起訴事実を全面否認している栩内被告の裁判に影響を与える可能性は高い。

 元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は「この女性の供述はASKA被告よりも栩内被告の裁判に影響しそうだ。女性の供述と栩内被告の弁解内容の比較が新たな争点の一つになる」と指摘した。

 さらに、栩内被告の裁判で、ASKA被告が検察側の“隠し玉”となる可能性が高くなったとの見解を示し、「ASKA被告はこの女性と一緒に覚せい剤を使った事実を認めた。検察は栩内被告についても何らかの証言を引き出しているのではないか」と話した。検察は22日の初公判では留保したものの、ASKA被告を証人申請する可能性を示唆している。

 ASKA被告は栩内被告と02年に出会い、04年に交際に発展。10年来の愛人関係にあるが、この女性とも同時期に交際していたという。ASKA被告は初公判で起訴内容を全面的に認める方針だが、栩内被告と女性と、どのように同時交際していたのかについて注目が集まる。栩内被告の次回公判は9月9日に開かれる。

続きを表示

2014年7月26日のニュース