二階堂ふみ“小悪魔”茶々姫 「軍師官兵衛」8・3から登場

[ 2014年7月26日 05:45 ]

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で茶々を演じる二階堂ふみ

 V6の岡田准一(33)が主演するNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(日曜後8・00)で、羽柴(豊臣)秀吉の側室・茶々(後の淀殿)を演じる女優二階堂ふみ(19)が、8月3日放送の第31回から登場する。

 「軍師…」は、20日放送の視聴率が19・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、初回(1月5日放送)の18・9%を超え、放送開始以来、最高をマーク。一時12%台まで下降したが、最近では16・7%(今月6日)、17・5%(同13日)と数字を上げる“V字回復”で話題となっている。

 そんな注目のドラマで、茶々は8月から始まる後半のキーパーソン。二階堂は、主人公の官兵衛と竹中直人(58)演じる秀吉との不協和音が描かれる中で、秀吉に影響を与える小悪魔的な魅力あふれる女性を演じていく。

 二階堂は「周りからは秀吉を翻ろうしているように見えるかもしれませんが、秀吉が茶々に引かれたのは、何より魅力的な女性だったからだと思います」と分析。「こんな女性だから秀吉は夢中になったんだと説得力を持って見せることを考えて演じています」と華やかな衣装に身を包み、撮影に全力を傾けている。

 2011年のベネチア国際映画祭で最優秀新人賞に輝き、今年6月に行われた「第36回モスクワ国際映画祭」の最優秀作品賞「私の男」(熊切和嘉監督)では浅野忠信(40)とダブル主演。中村高志チーフ・プロデューサーは「二階堂さんが役そのものに瞬時になりきる姿には本当に驚かされます。激しくもドラマチックな茶々の人生を、鮮烈に演じきっていただけると期待しています」と力を込める。お茶の間もその演技に引きつけられそうだ。

 ▽茶々 父は近江国の戦国大名・浅井長政。母は織田信長の妹で戦国一の美女と言われたお市の方。茶々も同様に美女だったという。秀吉の死後は豊臣家の実権を握った。1615年の大坂夏の陣で徳川家に敗れ、自害したとされる。

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