天竺鼠 若手お笑い日本一!激戦制す、川原「危なかったな―」

[ 2014年1月26日 17:20 ]

「ABCお笑いグランプリ」で2度目の優勝を果たした天竺鼠

 ダウンタウン、ナインティナインらを輩出した若手お笑いの登竜門「第35回ABCお笑いグランプリ」が26日、大阪・朝日放送で行われ、予選6位の天竺鼠が優勝。賞品300万円を獲得した。

 「キングオブコント」「THE MANZAI」決勝進出の実力派が2009年以来2度目のVを達成した。ボケの川原克己(34)とツッコミの瀬下豊(34)が2003年に結成。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。NSC(吉本総合芸能学院)大阪校26期。

 この日は川原がリーゼントの不良に見えながら、実は性格のいい生徒という設定で教室コント。500点満点中、483点の高得点をマークした。

 天竺鼠は大阪の劇場「5upよしもと」を卒業することが決まっており、瀬下は「最後に獲れて、うれしい」と喜びを爆発。しゃべくり漫才を披露した予選1位「学天即」がラストに476点と肉薄しただけに、川原はコントのキャラクターのまま「危なかったな―」と叫んだ。

 過去最多となる芸歴10年以内の若手665組が参加。決勝に進出した10組が予選10位から順にネタ1本を披露。「1発勝負」で雌雄を決した。

 藤井隆(41)が司会、吉本実憂(17)がアシスタント。審査員は大平サブロー(57)久本雅美(55)木村祐一(50)キャイ~ン・天野ひろゆき(43)板尾創路(50)が務めた。

 伝統ある大会は12年「ABCお笑い新人グランプリ」からリニューアル。コンビ結成5年以内という出場資格を芸歴10年以内に拡大。東京など全国からの参加もOKとなり、賞金は100万円から300万円に増額された。

 【得点詳細】予選10位からネタ披露。左から板尾、天野、木村、久本、サブローの採点。1人100点、500点満点。
(10)ラブレターズ=437点(84、87、84、88、94)
(9)シマッシュレコード=437点(82、89、90、86、90)
(8)和牛=456点(88、90、88、95、95)
(7)ニューヨーク=431点(84、91、83、84、89)
(6)天竺鼠=483点(92、97、100、98、96)
(5)シソンヌ=433点(84、89、87、84、89)
(4)藤崎マーケット=442点(87、89、89、87、90)
(3)GAG少年楽団=451点(88、90、95、88、90)
(2)ジグザグジギー=429点(86、89、82、85、87)
(1)学天即=476点(89、93、100、98、96)

 ▽ABCお笑いグランプリの主な優勝者 トミーズ(83年)ダウンタウン(84年)ナインティナイン(92年)ますだおかだ(94年)中川家(96年)フットボールアワー(00年)千鳥(04年)ウーマンラッシュアワー(11年)。

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