「八重の桜」最終回をゆかりの地で 会津と京都の関係者

[ 2013年12月15日 19:40 ]

同志社大新島会館の玄関近くにともされた「絆」を前に、握手する宮森泰弘・会津若松商工会議所会頭(右)と立石義雄・京都商工会議所会頭

 NHK大河ドラマ「八重の桜」の最終回をヒロイン新島八重ゆかりの地で見る催しが15日、京都市上京区の同志社大新島会館であり、福島県の会津若松商工会議所の宮森泰弘会頭ら、舞台となった福島と京都の関係者50人以上が100インチのスクリーンに見入った。

 始まった当初は緊張した様子で見ていたが、物語がクライマックスに近づき八重が胸中を語るシーンではすすり泣く参加者も。エンディングでは大きな拍手が起こった。

 会津松平家14代当主の松平保久さん(59)は「会津にゆかりある身として歴史を知っているつもりでいたが、想像をはるかに超える会津と京都の深い絆を感じた」と感慨に浸った。

 会津若松商工会議所女性会会長の秋山理恵さん(55)は「会津女性の心の強さを実感した。福島も今は苦しいけれど、絶対頑張ればまた花が咲くと信じている」と涙で目を赤くして話した。

 会館の玄関近くには約150個の発光ダイオード(LED)ライトが並び、オレンジ色の暖かな光で「絆」の文字を描き出した。八重は現在の福島県会津地方に生まれ、同志社大の創設者新島襄の妻となった。

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2013年12月15日のニュース