勘三郎さん一周忌イベントに約3300人のファン集まる

[ 2013年10月27日 20:00 ]

 昨年12月に57歳で死去した歌舞伎俳優中村勘三郎さんの一周忌を前に、親交の深かった落語家笑福亭鶴瓶、俳優大竹しのぶらが出演するメモリアルイベントが27日、東京都中央区の築地本願寺の野外ステージで開かれ、約3300人のファンが集まった。

 勘三郎さんの長男勘九郎が「明るい性格の父だったので、極力湿っぽくならずに」と、次男の七之助さんは「父の死後、心にぽっかりあいた穴を、少しでも埋めて帰れれば」とあいさつ。続いて演出家の野田秀樹さん、渡辺えりのほか、野球評論家の江川卓さんらが、次々と思い出などを語った。

 大竹は、かつて勘三郎さんと一緒に歌った曲を披露し、「(勘三郎さんは)これからも歌舞伎の中にずっといると思う。あなたのこと、みんな忘れていないですよ」としのんだ。

 続いて、生前の映像を編集したドキュメンタリー「映画 中村勘三郎」が11月に公開されるのに先立ち、ダイジェスト版が上映された。

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2013年10月27日のニュース