市川猿翁 よみがえる父子3代カーテンコール

[ 2013年8月9日 06:00 ]

 体調不良で舞台出演を控えている歌舞伎俳優・市川猿翁(73)が、9月28日に公開される映画「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」に“出演”している。同作は、昨年6月に二代目猿翁、四代目市川猿之助の襲名披露として東京・新橋演舞場で上演された舞台をカメラで撮影、臨場感ある映画として編集したもの。

 猿翁は脚本、演出に専念するため舞台には出演しなかったが、上演期間中の数日間、九代目市川中車として歌舞伎デビューした長男の香川照之(47)、孫の市川団子(9)とともにカーテンコールに登場。その“お宝シーン”も大スクリーンによみがえる。

 猿翁は6月下旬、博多座公演千秋楽のカーテンコールに姿を見せたが、現在は都内の自宅で静養中。学生時代には月30本は見ていたという映画好きだけに、「思い出深いスーパー歌舞伎第1作が映画化され大変光栄」と喜んでいる。

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2013年8月9日のニュース