後藤まりこ 異“食”ドラマ 30分セリフなし「食べるダケ」

[ 2013年5月26日 06:00 ]

ドラマ初出演で初主演の後藤まりこは、豪快な食べっぷりで大きなおにぎりをほおばる

 謎の美女がひたすら食べるだけの異“食”ドラマが制作される。主役に抜てきされたのは、ロック歌手の後藤まりこ(年齢非公表)。7月から放送されるテレビ東京「たべるダケ」(金曜深夜0・52)で、食にしか興味のない美女を演じる。

 約30分の放送中、主人公にせりふは一切なし。悩みを抱える人々の前にいきなり現れ、一緒にご飯やお菓子を黙々と食べるだけ。あまりにもおいしそうに食べる姿で、相手の持つ悩みを自然と解消していく。

 第1話は早大生に愛される東京・高田馬場の三品食堂で撮影。カツカレーと牛丼が一皿に盛られた重量1・2キロの名物「赤玉ミックス」を豪快にかきこんだ。撮影スタッフも「思い切りよく食べてくれた。見ているだけで、おいしそうだった」とOKサインの食べっぷりだった。

 後藤はドラマ初出演にして初主演。漫画誌「月刊!スピリッツ」で連載中の原作の大ファンを公言していたことが、スタッフの目に留まり白羽の矢が立った。

 激しいロックと奔放な言動を武器に歌手活動する一方、昨年は舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で女優デビュー。公開中の映画「ペタルダンス」で宮崎あおい(27)と共演するなど演技のキャリアを重ねている。

 今回の役どころについて「かわいく映ることを気にせず、大口を開けてガツガツ食べるようにした」と後藤。今後も「いろんなものを食べられるので楽しみ。監督が“自分の中にあるものを出してくれていい”と言ってくれたので、気は楽になった。食べっぷりにご期待ください」と放送開始を楽しみにしている。

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2013年5月26日のニュース