山田洋次監督も三国さん悼む「重い錨のような俳優でした」

[ 2013年4月15日 19:42 ]

 俳優の三国連太郎さんが14日午前9時18分、急性心不全のため東京都稲城市の療養型病院で死去。「釣りバカ日誌」シリーズの脚本を務め、三国さんの主演映画「息子」(91年公開)を手掛けた山田洋次監督(81)は「ワンカット出演するだけで作品全体がぐっと安定する。三国連太郎さんはそんな重い錨のような俳優でした。一本の作品だけでなく戦後の歴史の中で、錨のように日本映画を支え続けた功績の大きさは計り知れない」とその大きな存在感をしのんだ。そして「彫りの深い顔。そして魅力的なバリトンの声が再び聞けないことを心から寂しく、悲しく思います」と悼んだ。

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2013年4月15日のニュース