「見たことのない櫻井翔」主演「家族ゲーム」リメーク

[ 2013年1月29日 07:39 ]

 松田優作さんらが主演した80年代の名作「家族ゲーム」をフジテレビが連続ドラマでリメークする。主演は嵐の櫻井翔(31)。4月から水曜午後10時帯にドラマ枠を約14年ぶりに復活させ、その第1弾として放送する。

 本間洋平氏の小説が原作。平凡な4人家族が出来の悪い次男のために新しい家庭教師を迎えたことで、一家に変化が起きていく姿を描く。83年に森田芳光監督が映画化し、暴力的で得体の知れない家庭教師役の松田さんの熱演が話題になった。テレビ朝日は鹿賀丈史(62)主演で特別ドラマ化(82、84年)、TBSも長渕剛(56)主演で連続ドラマ化(83年)している。

 同局は「舞台を現在に置き換えることで、テーマがもっと多岐にわたり、より一層面白いものができる」と意図を説明。櫻井の起用理由を「破天荒な家庭教師は櫻井さんの持つイメージと真逆。見たことのない櫻井さん、見たことのない家庭教師像が面白い」としている。

 中学、高校時代に家庭教師に付いていた櫻井は「二人っきり…その独特の緊張感と、独特の信頼感は今も忘れることができません。当時の記憶を作品に反映できたら」と自身の経験を振り返りながら抱負。「“家族ゲーム”その名前に反して、家族そろって見てると、ちょっとヒリヒリする。そんな作品になったらと思っています」と話している。

 映画「テルマエ・ロマエ」などの武藤将吾氏が脚本を担当。「ストロベリーナイト」シリーズなどの佐藤祐市氏が演出を務める。

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2013年1月29日のニュース