松山ケンイチ 初舞台でセミ役「燃えました」

[ 2013年1月24日 15:29 ]

舞台「遠い夏のゴッホ」公開稽古で熱演するセミ役の松山ケンイチ(左)と女王蜂役の安蘭けい

 俳優の松山ケンイチ(27)が24日、都内のスタジオで行われている主演舞台「遠い夏のゴッホ」(2月3日~24日、東京・赤坂ACTシアター)の稽古を公開した。

 松山にとって初舞台となる本作で、恋のために戦う少年のセミ、ゴッホを演じる。初舞台を前に「緊張してますね。初めてお客さまの前で直に演技することになるので、すごく楽しみ。毎回変わってくると思うので、自分の変化も楽しみながらやっていきたい。全然怖くはないですね」と松山。

 いきなりの座長にも「考えると夜も眠れなくなるので考えないようにしている。すごく皆さんに助けられている」と気負いはないようだ。

 ダンスにも挑戦する松山は「今まで(映画などで)2人とかで踊るのはあったんですが、全体の絵みたいになるダンスは初めて。その一部になるのは、ある意味快感。手ごたえは感じています」。セミを演じることにも「わからないからこそ、挑戦し甲斐があるし、燃えました。(動きも)完全に人間に落とし込んでいるわけではなく、違う表現でやっているので、お客さんの想像力も刺激されると思う。鳴き方にもこだわっている。7割はできているけど、まだ完成形ではないですね」と本番まで10日、まだまだどん欲に役に向き合う。

 虫の命が消える瞬間なども身近で感じる作品となるが、「それを考えていると動けない。通し稽古が終わった後もしばらく話すことができなかった。今まで一番精神的にも体力的にも要求されるもの。覚悟してやります」と気を引き締めた。

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