上川隆也 官能作家に 意外?映画初主演「身の震える思い」

[ 2013年1月24日 06:49 ]

「二流小説家」で映画初主演する上川隆也

 上川隆也(47)が映画に初めて主演する。6月公開の「二流小説家―シリアリスト―」(監督猪崎宣昭)で、売れない官能作家を演じる。

 テレビドラマでは、95年NHK「大地の子」や06年NHK大河「功名が辻」など多くの話題作に主演。11年に主演したテレビ朝日「遺留捜査」は最高視聴率17%を記録。舞台でも高い動員力を誇る中、銀幕の主演は15作目で初めてだ。

 原作は米国のデイヴィッド・ゴードン氏の推理小説「The Serialist」で、世界一権威があるエドガー賞最優秀新人賞候補になった人気作。日本語版の「二流小説家」(早川書房)も3つの海外ミステリー賞を受賞している。

 映画の舞台は日本。上川演じる作家が、服役中の連続殺人鬼から事件の告白本の執筆依頼を受ける。同時に、殺人鬼が主人公の官能小説も書くはめになり、執筆と取材を進める中で新たな連続猟奇殺人事件に巻き込まれる物語。普段はさえない男が、事件の真相に作家らしいヒラメキで迫る姿が魅力的に描かれる。

 先週14日から撮影。上川は「小説を読み終えて本を閉じた時、これが初主演映画になるのだと身の震える思いがした。二流小説家役ですが、一流のエンターテインメントとなるよう全力で取り組む」と力が入っている。

 今月から日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「ゴチになります!」のメンバー入り。24日の放送に、過去2回の惨敗の雪辱を期して挑戦する。自身初のバラエティー番組レギュラーでおちゃめな一面を披露している上川にとって、大きな転機の一年になりそうだ。

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2013年1月24日のニュース