宮崎市の松下彩さんが3位に ジュネーブ音楽コンクールピアノ部門

[ 2012年11月16日 09:01 ]

 若手音楽家の登竜門として知られるジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門決勝が15日、ジュネーブのコンサートホールで行われ、宮崎市出身の松下彩さん(28)が3位に入賞した。

 松下さんは「ここまで来られただけでもうれしいです。わがままを聞いてピアノをさせてくれた両親に感謝したいです」と話した。

 松下さんは4歳から2人の姉と共にピアノ教室に通い始め、小学4年生のころ、音楽の道を目指したいと思うようになった。宮崎南高から桐朋学園大に進みピアノを学んだ。2009年からドイツ北部ロストクの音楽大に留学している。

 日本やイタリアなどの音楽コンクールでは入賞しているが、大きな国際コンクールは今回が初めてという。松下さんは「現代曲が得意なので、これからも挑戦していきたい」と抱負を語った。

 同コンクールでは10年に同じピアノ部門で広島市出身の萩原麻未さんが日本人として初めて優勝した。(共同)

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2012年11月16日のニュース