ゆるキャラ“総選挙”波乱?「くまモン」卒業!?

[ 2012年9月14日 10:35 ]

 ゆるキャラの日本一をネット投票で決める「第2回ゆるキャラグランプリ」が開催されることが決まった。

 500体以上の参加が予想される中、昨年1位の絶対エース「くまモン」(熊本県)が大会からの卒業を検討していることが判明。3位の「にしこくん」(東京都国分寺市)も“ご法度”に触れ参加できない見込みで、AKB総選挙を超える大波乱が予想される。

 昨年は349体が参加した“ゆるキャラ総選挙”。AKB48で言えば、卒業した前田敦子にあたる「絶対エース」くまモンが、あっちゃんと同じ道を選ぶことになりそうだ。

 スポニチ本紙の取材ではすでに300体以上が応募しているが、くまモンはエントリーしていない。熊本県の担当部署は取材に対し「正式な結論は出ていない」としながらも「どちらかと言えば卒業寄り」と認めた。

 その理由を「イベントの目的は、全国的なゆるキャラの振興です。ほかの方たちが輝くチャンスが増えることにつながるなら、身を引くことも考えないといけない」と説明。「たくさんいる後輩のためにも私が卒業して歩きださなきゃ」と言った前田と似た思いだ。

 “センター不在”になりそうな大会。さらに昨年3位の「にしこくん」も不参加が濃厚だ。

 9月のテレビ出演時、着ぐるみの中の人物の顔が誤って露出。「人間が入っている痕跡を見せてはいけない」という、ゆるキャラ界“鉄の掟(おきて)”を犯してしまった。AKBなら「恋愛禁止」破りに相当する。

 人間の脚のようなものが生えた風変わりな形状で一部熱狂的支持を受ける“個性派枠”で、AKBの指原莉乃のような存在。実行委員会関係者は「偶然さしこと名前も似てますが、おイタまで似ちゃうとは…」と悔やんでいる。

 混迷が深まる中、最有力は「バリィさん」(愛媛県今治市)。前回は2位で大島優子的存在。「体がタオル地で触り心地がよく、スキンシップで唯一無二の強さを持っている」(関係者)というから“握手会の女王”と言われる柏木由紀の魅力も兼ね備える実力派だ。

 また今年は初出場組に実力派が多数おり、中でも「チーバくん」(千葉県)は県内で圧倒的知名度を誇る強豪。グッズも数百種あり「いきなり優勝の可能性も」と関係者。昨年1月、県の正式キャラクターになったが、昨年は職員が東日本大震災の対応などに追われて出場できず。満を持しての初参戦。ほかにもユニークな顔ぶれは多く、投票は15日から公式ホームページで開始。“ガチ”な激戦が火ぶたを切る。

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2012年9月14日のニュース