尾崎紀世彦さん長男 父の世話のため仕事辞める「いなくなったとは思えない」

[ 2012年9月3日 08:15 ]

尾崎紀世彦さんをしのぶ会の出席者が「また逢う日まで」を合唱。(左から)つのだ☆ひろ、平浩二、1人おいてペドロ梅村、ジェリー藤尾、錦野旦、尾藤イサオ、露木茂氏

 肝臓がんのため5月31日に他界した歌手尾崎紀世彦さん(享年69)をしのぶ会が2日、都内のホテルで開かれた。

 父同様に豊かなヒゲをたくわえた紀世彦Jr.さんは、父の世話のために仕事を辞めた。亡くなるまでの約1年半を付きっきりで生活。「いつもジョークで笑わせてくれた。いなくなったとは思えない」と涙をぬぐった。

 お祭りが大好きだった尾崎さんを思い、祭壇には神輿(みこし)が使われた。尾崎さんが立ち上げた神輿会「紀の字」のメンバーや弟・征彦さん(67)ら60人の担ぎ仲間が、威勢のよい掛け声とともに神輿を担ぎ、会場を練り歩いた。兄・彰彦さん(77)は「紀世彦は天にも昇る思いでしょう」と感謝の気持ちを述べた。

 最後は錦野、尾藤、ジェリー藤尾(72)ら歌手仲間がステージに結集し、71年に日本レコード大賞を受賞した代表曲「また逢う日まで」を合唱。錦野は「天国でまた逢う日まで」と別れの言葉をかけた。

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2012年9月3日のニュース