ナンシー梅木さん以来…米倉涼子 快挙もキッパリ「終わりではない」

[ 2012年7月12日 07:50 ]

10日、米ニューヨークで、ブロードウェー・ミュージカルに初主演した後、感想を語る米倉涼子

 女優の米倉涼子(36)が米ニューヨークで10日(日本時間11日)、ブロードウェーデビューした。人気ミュージカル「シカゴ」の主演で、老舗アンバサダー劇場の舞台に立ち、主人公ロキシー役を熱演した。

 終演後、報道陣の取材に応じた米倉は「今まで生きてきた中で一番緊張した」と興奮冷めやらぬ様子。ブロードウェーでアジアの俳優が米国人を演じたのは初めてで、日本人女優による主演は1958年のナンシー梅木さん以来。この快挙にも「日本の歴史の中で記念日みたいなことかもしれないけど、終わりではない」ときっぱりと語った。

 ≪ナンシー梅木さん以来≫ナンシー梅木さん(07年に78歳で死去)は57年に日本人で初めてアカデミー賞助演女優賞を受賞するなど活躍し、翌58年、ブロードウェーで「フラワー・ドラム・ソング」の中国系米国人役で主演。70年には歌舞伎俳優の松本幸四郎(69、当時は市川染五郎)が「ラ・マンチャの男」で主人公を演じた。

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