カバーで人気 マレーシア生まれのシェネル「海猿」主題歌 日本語で歌う

[ 2012年4月16日 07:19 ]

映画「BRAVE HEARTS 海猿」の主題歌「ビリーヴ」を歌うシェネル

 人気映画「海猿」シリーズの最新作「BRAVE HEARTS 海猿」(監督羽住英一郎、7月13日公開)の主題歌に、女性R&B歌手シェネル(29)の新曲が起用された。日本のヒット曲を英語でカバーして大ブレーク中のシェネルが、全編日本語詞のオリジナル曲に初挑戦する。

 曲名は「ビリーヴ」で「君と一緒なら、信じる勇気を持って乗り越えてゆける」という思いが込められた壮大なバラード。映画主題歌も初挑戦で、7月4日発売の新作アルバム(タイトル未定)に収録される。

 映画は伊藤英明(36)主演で、海上保安庁のレスキュー隊員の奮闘を描く。臼井裕詞プロデューサーは「救いを感じてもらえる映画にしたかった」といい、主題歌も女性ボーカルを探していた中で「圧倒的な歌唱力に透明感のあるシェネルの歌声を聴き、彼女ならば“希望の歌姫”になれるとほれ込みました」と話している。

 昨年7月発売のカバーアルバム「ラブ・ソングス」は、10万枚売れれば大ヒットと言われる日本の洋楽業界にあって35万枚セールス。昨年末に日本語で歌うことが決まってからは猛特訓。米ロサンゼルスの自宅からインターネット電話「スカイプ」を利用して東京の語学講師とレッスン。2時間以上の指導を週3回受け、発音や感情の伝え方などを学んで歌唱に生かした。

 映画「タイタニック」の大ファン。セリーヌ・ディオンがヒットさせた「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」のような主題歌を歌いたかったという。「持っている全てをこの曲に注ぎました。私も早く日本で映画が見たい!」と心待ちにしている。

 ◆シェネル 1983年3月10日、マレーシア生まれ。07年、「ラブ・ウィズ・DJ」で世界デビュー。大ヒット中の「ラブ・ソングス」では久保田利伸、MISIAらのJポップを英語で歌い、中でもTEEの「ベイビーアイラブユー」は160万ダウンロードを記録した。

続きを表示

この記事のフォト

2012年4月16日のニュース