映画興行収入18%減 邦画は「コクリコ坂から」 洋画は「ハリー・ポッター」

[ 2012年1月26日 16:38 ]

 日本映画製作者連盟(映連)は26日、2011年の全国映画概況を発表した。

 興行収入(興収)は過去最高を記録した前年を大きく下回り、邦画と洋画を合わせて17・9%減の約1812億円。スクリーン数も73減り、18年ぶりに減少に転じた。うち東日本大震災の影響を受けたのは40スクリーンだった。

 興収総額のうち、邦画が占める比率は54・9%で、4年連続で洋画を上回る傾向が続いている。

 邦画の興収1位はスタジオジブリのアニメ「コクリコ坂から」(44億6000万円)で、興収が50億円を超える作品がなかったのは、2000年以来11年ぶり。

 洋画も1位の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」が96億7000万円で、100億円の大台には届かなかった。

 記者会見した映連の大谷信義会長は「震災の影響で厳しい状況だったが、作品の力で勝負していかなければ映画人口の増加は難しい」と話した。

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2012年1月26日のニュース