チャン・グンソクがソウルの核安保サミット広報大使に

韓国の金星煥外交通商相（右）から広報大使の委嘱を受けるチャン・グンソク

　来年３月にソウルで開かれる第２回核安全保障サミットの広報大使に選ばれた韓流スターのチャン・グンソク（２４）が７日、ソウル市内の韓国外交通商省を訪れ、金星煥外交通商相から委嘱状を受けた。

　グンソクは記者団に対し「（東京電力福島第１）原発事故のため、核と関連した災害や事件がどれほど大きな影響を与えるか（を知り）、衝撃を受けた。万一、核テロが起きたら想像できないほどの被害が出る」と指摘。「核安保がいかに重要で、世界各国と協力する必要があるかを考えさせられた」と語り、同事故を契機に核問題に強い関心を持つようになったことを説明した。

　また東日本大震災については「自然災害の前で人間がいかに弱い存在であるかを思い知らされた。被害を受けた多くの方に慰労の言葉を差し上げたい」と語った。

　同省によると、グンソクは今後、同じく広報大使を委嘱された歌手のパク・ジョンヒョン（３５）＝日本などでの活動名はＬＥＮＡ　ＰＡＲＫ（リナ・パーク）＝ら３人とともに同サミットの広報用ビデオなどに出演。３人は１１月１０日に委嘱式が行われたが、スケジュールの都合で出席できなかったグンソクだけ別になった。（共同）