香川照之を大先輩が褒めた「さすが“若き名優”」

[ 2011年10月10日 15:01 ]

<「刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX」のアテレコ収録>犯人役で声優に初挑戦した香川照之(左)と2代目コロンボの石田太郎

 俳優の香川照之(45)が10日、東京・日本橋の東京テレビセンターで行われた「刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX」のアテレコ収録に2代目コロンボの俳優石田太郎(67)とともに登場した。

 6月23日に、コロンボを演じてきた俳優のピーター・フォークさん(享年83)が逝去したため、「刑事コロンボ」の最終話となるアテレコ収録。そのゲスト声優として犯人役に挑む香川は小学生の頃から文庫本で愛読していたという大のコロンボファン。依頼には二つ返事で「やります!やります!」と快諾したという。

 しかし、慣れないアテレコにさすがの香川も苦戦。「難しかった。こんなに大変だとは思いませんでした」と率直に話し、「奥が深い作業だなと実感しました」。大先輩との共演には「石田さんの第一声が忘れられない。(声の)入れ方が絶妙で、本当にコロンボがいるなと思った」と興奮を振り返った。

 一方、同シリーズの犯人役では既に亡くなった山城新伍さん、岸田今日子さんらと“吹き替え”で共演してきた石田はゲストに迎えた香川を「確かに最初は苦労していましたけど、香川くんは“若き名優”と言われるだけあって普通の声優さんじゃない。演じよう演じようとしていた」と絶賛。「コロンボシリーズは終わっても、是非また声優にチャレンジしていただきたい」とエールを送った。

 ピーター・フォークへの追悼の意を表し、主演俳優を務めた「刑事コロンボ」全作品を高画質で完全ブルーレイ化した「刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX」が12月2日に発売される。

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