「昭和九年会」藤村俊二、愛川欽也が長門さん追悼

[ 2011年5月23日 06:00 ]

「昭和九年会」の仲間だった長門裕之さんについて語る藤村俊二

 俳優の長門裕之(ながと・ひろゆき、本名加藤晃夫=かとう・あきお)さんの死去(享年77)から一夜明けた22日、親交の厚かった俳優の藤村俊二(76)、愛川欽也(76)がそれぞれ都内で親友を追悼した。

 2人は長門さんとともに、昭和9年生まれの男性芸能人で結成した親睦会「昭和九年会」のメンバー。21日に仕事先の仙台で悲報を聞いた藤村はこの日、スケジュールを変更して帰京。「酔うと必ず“うちの洋子が、うちの洋子が”と必ず主語は奥さんの南田洋子さんだった」と話した。その愛妻は09年に他界。「僕たちメンバーは残念だけど、晃夫ちゃんは喜んで旅立ったのかもしれません」と2人が天国で再会することを願った。

 愛川は、メンバーで“遊んだ”後に長門さんの自宅に行った時のエピソードを披露。「洋子ちゃんから“同じ石けんのにおいをつけて帰ってくるなんて”と怒られました」と懐かしがった。昨年2月には司会者の玉置宏さん、今年3月には俳優の坂上二郎さん、そして長門さんとメンバーが相次いで死去。「昭和9年生まれの人は、もう死んでは駄目」と訴えた。

 また、映画「どんぐりっ子」などで共演した歌手の森昌子(52)は「いつもニコニコ穏やかで、とても気遣いの細やかな優しい方でした」とファクスでコメント。

 所属事務所はこの日、長門さんの死因を「消化管出血のため」と発表した。

 ◇長門裕之さん葬儀日程
【通夜】23日(月)午後5時
【葬儀・告別式】24日(火)午前9時半
【場所】善福寺麻布山会館=東京都港区元麻布1の6の21=(電)03(3451)7402
【葬儀委員長】角川ホールディングス会長・角川歴彦氏
【喪主】弟津川雅彦(つがわ・まさひこ=本名・加藤雅彦=かとう・まさひこ)氏

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