SMAPを中国首相が激励、9・16北京公演を発表

[ 2011年5月22日 06:00 ]

 日中韓首脳会談のために来日した中国の温家宝首相が21日夜、都内のホテルでSMAPと面会した。

 SMAPは、9月16日に北京で海外初となるコンサートを行うと発表。温首相はメンバー一人一人と握手し、「是非中国での公演で友情の種を植え、きれいな花を咲かせてほしい」と歓迎。中居正広(38)ら5人はヒット曲「世界に一つだけの花」を中国語で披露し、日中友好をアピールした。

 コンサートは、約5万人収容の競技場「工人体育場」で開催。「頑張ろう、日本!ありがとう、中国!―アジアは一つ―」と題し、中国の支援に対する感謝の気持ちを表し、東日本大震災と福島第1原発事故の影響で敬遠されている中国人旅行者の訪日を呼び掛けることなどが目的。SMAPは中国でも人気が高く、来年の日中国交正常化40周年に向け、日中友好の機運を高める狙いもある。

 昨年6月、上海万博の会場でイベントを開く予定だったが、ファンが殺到し、会場が混乱することを懸念して中止。また、同10月に上海で2日間のコンサートを予定していたが、中国漁船衝突事件を受けた日中関係の悪化で中止となった。中居はこの日、「(度重なる中止は)残念だった。初の海外ライブを中国でやりたいという気持ちは強かった」と意気込みを語った。

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2011年5月22日のニュース