児玉清さん最後の別れに1100人超

[ 2011年5月22日 06:00 ]

<児玉清さん告別式>児玉さんの遺影を手にあいさつする長男の北川大祐さん(左)と喪主の好子夫人

 16日に胃がんのため亡くなった俳優の児玉清(こだま・きよし、本名北川清=きたがわ・きよし)さん(享年77)の葬儀・告別式が21日、東京都文京区の護国寺桂昌殿でしめやかに営まれた。

 出棺のあいさつで長男の北川大祐さん(41)は「生前、父は俳優としていろいろな仕事をしてきましたが、家族には“自信がない”“不安だ”と情けない愚痴ばかり言っていました」と振り返った。「でも、こうやって大勢の方に見送っていただき、父が積み上げてきた後悔はとても大きなものになっていたんだと思いました」と涙ながらに父の功績を称え、弔問客に感謝した。

 棺には児玉さんが病室で読めなかった洋書や新刊など数冊の本と、趣味の切り絵の道具や自作の切り絵のカレンダー、お気に入りのネクタイ、オリジナルの原稿用紙などが納められた。

 藤村志保(72)、草刈民代(46)、矢田亜希子(32)、瀬川瑛子(62)、お笑いコンビ「博多華丸・大吉」ら約660人が参列した。

 ファン500人以上が弔問に訪れ、急きょ一般用の焼香台が設けられた。霊柩車が出発する際、年配の男性ファンらが「“アタック25”をありがとう!!」と、児玉さんが司会を務めたテレビ朝日系「パネルクイズ アタック25」の番組名を叫びながら見送った。

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