森昌子が避難所慰問 童謡やヒット曲を歌う

[ 2011年4月9日 19:10 ]

 歌手の森昌子が9日、震災で被害を受けた宮城県名取市の2カ所の避難所を慰問、童謡や往年のヒット曲を歌い、被災者を励ました。

 約200人が身を寄せる市立館腰小学校の体育館で、森は「自分に何ができるか考えていました。歌で少しでも癒やせれば」とあいさつ。ピアノの伴奏で「荒城の月」や「先生」「おかあさん」など10曲以上を披露した。

 一人暮らしの家が津波で流されたという同市の高橋春子さん(75)は、最前列で拍手を送った。「今も避難生活は現実とは思えない。それでも、昌子ちゃんに会えたのは夢のよう」。夫婦で避難している同市の柿沼頼信さん(59)は「家も仕事も失い、毎日考えてばかりだったけど、少し気が紛れました」と話した。

続きを表示

2011年4月9日のニュース