スペインで支援コンサート 日本人奏者が発案

[ 2011年4月9日 06:00 ]

 被災者を支援しようとスペインのバレンシア州立歌劇場で7日、出演者から裏方まで全てがボランティアで参画した「頑張れ日本」コンサートが開かれた。

 スペインで本格的な支援コンサートが開かれるのは初めて。同州立管弦楽団所属の日本人コントラバス奏者、中田延亮さん(36)らが発案した。一律30ユーロ(約3600円)の入場料や募金で計約2万7000ユーロの義援金が集まり、日本に送られる。

 公演では、ソリストらがベルディ、プッチーニ、ロッシーニらのオペラ作品のアリアを次々と熱唱。岩手県出身の宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」が日本語とスペイン語で朗読された。

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2011年4月9日のニュース