新沼謙治 出身大船渡の災害FMで応援

[ 2011年4月3日 21:38 ]

 岩手県大船渡市出身の歌手、新沼謙治が3日、被災者に安否情報などを届けるためにできた同市のミニFM局「おおふなとさいがいエフエム」に出演し「ふるさとの街並みは変わっても、ふるさとの人の気持ちは変わりません」と、住民にエールを送った。

 同局は3月31日に開局し、1日8時間放送している。戸田公明市長に続くゲスト第2号となった新沼は、市役所2階のスタジオで「今が一番つらい時、底だと思って頑張りましょう」と語りかけた。

 同局は自宅が津波で流失した整体師、佐藤健さん(36)ら、自らも被災したボランティアを中心に約10人で運営。入学式が遅れている被災者の女子高生(15)もアナウンサーとして加わる。佐藤さんは「被災者の視点から必要なことを発信している。みんなを元気づける新沼さんの応援はうれしい」と話した。

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2011年4月3日のニュース