オリラジ「恩返しを」八戸ロケを振り返る

[ 2011年4月3日 06:00 ]

「津軽百年食堂」の初日舞台あいさつで被災地にエールを送ったオリエンタルラジオ、福田沙紀ら

 被災した青森県八戸市などでロケを行った映画「津軽百年食堂」が2日、初日を迎えた。主演したオリエンタルラジオの藤森慎吾(28)と中田敦彦(28)、ヒロイン役の福田沙紀(20)らが都内の劇場で被災者にエールを送った。

 青森ロケは昨年4~5月に行われ、藤森は「地元の方には本当にお世話になった。あったかい映画ですから、これを見て、1人でも笑顔にできたらうれしい」。中田も「恩返しをしたい」と話し、被災地に出向いて励ましたい意向を口にした。

 メガホンをとった大森一樹監督(59)は95年の阪神大震災の被災者。「この作品には八戸の美しい海岸線も写っていますが、その一帯は惨状となっている。何ができるというわけではないが、映画がいっときの安らぎを与えられればうれしい」と語った。劇場では募金活動も行われ、収益金の一部も日本赤十字社を通じて被災者支援に充てられる。

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2011年4月3日のニュース