吉瀬美智子 眉なし、すっぴんで「人妻封印ですね」

[ 2011年3月8日 06:00 ]

テレビ朝日ドラマ「ハガネの女」のフィリピン・マニラロケに臨んだ吉瀬美智子

 吉瀬美智子(36)主演で昨年放送されたテレビ朝日ドラマ「ハガネの女」の続編が4月にスタート、初回はフィリピンロケが行われた。深夜帯から木曜午後9時台へのゴールデンタイム昇格を記念した“ご褒美”としての初海外ロケ。スラム街を訪れ、「人生の中でこんな貴重な経験はない」と価値観が変わったようだ。

 “クールビューティー”と呼ばれる吉瀬が訪れたのは、首都マニラ北西部にあるアジア圏最大のスラム街、トンド地区。ゴミの埋め立て地が続き、山積みされたゴミの高さは約30メートル。至る所で自然発火した煙が立ち上り、生ゴミのにおいと入り混じって悪臭を放つ。スラムの子供たちは鉄くずなど換金できるものを探して山を登る。歩を進めるごとに、ハエがたかり、吉瀬は「想像以上にひどい。何でここにいるんだろう」と本音をもらした。

 昨年5~7月に放送されたドラマのseason2。金曜午後11時台の深夜帯ながら人気を集めた。同局の連続ドラマ史上最速の続編制作となり、第1話は2時間スペシャル。

 今回は外国人の不法滞在者を親に持つ児童が巻き起こす騒動がテーマの一つ。吉瀬が演じる小学生教師のハガネが、児童が送り返されることになる架空の国「セラヴィナ」の実情を知るため、単身現地へ渡る。

 ロケでは現地の30人の子供たちに取り囲まれ、一瞬驚きながらも「物乞いもしないし、みんな瞳がキラキラしていて純粋なんだなあ」と肩を組み、ハイタッチを交わした。

 私生活では昨年12月に結婚したが、眉無し、すっぴんの熱血教師に変貌し「人妻封印ですね。色気もくそもない。唇にハエが止まったときは“顔はやめて”と素に戻りましたけど」と笑顔。「あの子たちのことを考えたら、ちょっとした悩みなんてどうでもよくなります。(ドラマでは)うそじゃないものを感じられると思うし、こういう環境があるということを知ってもらいたい」と話した。

続きを表示

2011年3月8日のニュース