花組トップスター真飛聖サヨナラショー 今後は未定

[ 2011年3月8日 06:00 ]

サヨナラショーを終えファンに手を振って別れを告げる真飛聖

 4月24日の東京公演千秋楽で宝塚歌劇団を退団する花組のトップスター、真飛聖(まとぶ・せい)が7日、宝塚大劇場でのラストステージを迎えた。サヨナラショーに続く花の道パレードでは、小雨まじりの天候にもかかわらず約5000人のファンが沿道を埋め、別れのエールを送った。

 サヨナラショーは、ヒット作「EXCITER!」からスタート。「相棒」「虞美人」そして「太王四神記」では、客席からのペンライトの洪水に思わず涙がきらり。最後は人気キャラクター、Mr・Youで登場するなどファンを喜ばせた。

 緑のはかま姿に着替えての最後のあいさつでは「宝塚を愛していると自信をもって言える今だから卒業していくことができます。本当にありがとうございました」と潔い笑顔できっぱり。凜(りん)とした表情に、満員の客席からは大きな拍手が送られた。

 終了後の会見では、今後の進路について質問が飛んだが「本当に何も決めていません。宝塚以上のところがまだ見つからないので、焦らず退団してから次の道を考えたい」と話した。

 花の道パレードには、同時に退団する7人が退出したあとに登場。「ゆうさん(真飛の愛称)ありがとう」の大歓声の中、愛車に乗り込んで思い出の宝塚を去っていった。

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2011年3月8日のニュース