77年の芸能生活に幕…二葉百合子が引退公演

[ 2011年3月6日 20:40 ]

 「岸壁の母」などのヒット曲で知られ、既に引退を表明している歌手の二葉百合子(79)が6日、東京都渋谷区のNHKホールで最終公演を行い、77年の芸能生活に幕を閉じた。

 スポットライトを浴び、着物姿で登場した二葉。「感謝の気持ちでいっぱいです。今日は最後まで一生懸命歌わせていただきます」とあいさつすると、客席から大きな拍手が起こった。声が出るうちに引退したかったという言葉どおり、良く通る張りのある声を披露。この日は弟子の坂本冬美(43)や藤あや子(49)らが駆けつけ、ステージを華やかに彩った。

 浪曲師として1934年に3歳で初舞台を踏んだ二葉さんは57年に「女国定」で歌手デビューし、72年発表の「岸壁の母」が大ヒットした。

 昨年3月に「今後1年間活動した後に引退する」と表明。全国でさよなら公演を実施してきた。

続きを表示

2011年3月6日のニュース