大阪アジアン映画祭に異色「一人四役」女優

[ 2011年3月6日 06:00 ]

映画「歓待」でクール・ビューティーなヒロインを演じつつ、プロデューサーも兼務した杉野希妃

 大阪アジアン映画祭(12日まで)が5日、大阪市内で開幕し、深田晃司監督(31)のコメディー映画「歓待」などが上映された。

 昨秋の東京国際映画祭「ある視点部門」受賞作。2月のロッテルダム国際映画祭に招待されたほか、今月は香港、6月はミュンヘンなど10以上の国際映画祭での上映が決定している。

 主演女優の杉野希妃(26)がこの日来場した。携帯小説が題材の08年公開「クリアネス」で初主演。「歓待」では配給会社との交渉役を務めた企画、宣伝、営業担当の「一人四役」という異色女優だ。

 今後も「海外では俳優がスタッフを兼ねるのは珍しくない。映画の仕事で垣根をつくりたくない」と兼業を貫くつもり。「勉強して、いつか監督をやりたい」と夢を描いていた。大阪では5月上旬公開。

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