監督20周年の三池氏「意外なところに来た」

[ 2011年1月18日 06:00 ]

毎日映画コンクール監督賞の三池崇史監督

2010年毎日映画コンクール・監督賞

 監督賞に決まった「十三人の刺客」の三池崇史監督(50)は「独特な世界で自由にやってきた男。意外なところに来たなと思う」と照れ笑い。

 フリーの助監督として修業を積み、91年から監督としてビデオ専用映画(Vシネマ)を量産。「“十三人の刺客”を撮るのに監督になってから20年近くかかった。これまで(のキャリア)を認めていただいたということと思うし、それがうれしい」と監督デビュー20周年での受賞を喜んだ。

 1963年、故工藤栄一監督がメガホンを取った同名映画のリメーク版。撮影前、工藤監督が愛煙していたショートホープを持って、京都の墓前で製作を報告した。「工藤さんが“よくやった”と言ってくれるものを目指した」と振り返る。

 敵役の暴君を演じた稲垣吾郎(37)が男優助演賞を獲得。「本人とSMAPの境目はどう折り合いをつけてるんだろう。そう考えると殿にピッタリの人だった」と話し、賛辞を惜しまなかった。

続きを表示

2011年1月18日のニュース