テレ朝に神風!初戦白星で目標61・9%に自信

[ 2010年6月16日 06:00 ]

 岡田ジャパンの白星発進を受け、19日のオランダ戦を中継するテレビ朝日では高視聴率への期待が高まっている。目標に掲げる試合日程にちなんだ61・9%について、関係者は「現実味が出てきた」と自信。応援団長の「SMAP」香取慎吾(33)は「一緒に日本チームを応援して」と呼び掛けた。一方、NHKが中継した14日のカメルーン戦の視聴率は瞬間最高で49・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。

 カメルーン戦の勝利が決まった瞬間、拍手と歓声に包まれた東京・六本木の同局局内。サッカー中継での61・9%は、02年日韓大会「日本-ロシア」の66・1%、同決勝「ドイツ-ブラジル」の65・6%に次ぐ歴代3位に相当。岡田ジャパンは実力や人気面が振るわず、実現は厳しいとの見方もあったが、この白星で状況は一変。関係者は「オランダ戦はかなり盛り上がる。現実味が出てきた」と期待を寄せる。
 オランダ戦は19日土曜日の午後8時半にキックオフ。予選リーグで唯一、ゴールデン帯(午後7~10時)に中継できる日本の試合で、昨年12月に行われた抽選会で同局が1番くじを引き当て中継権を獲得していた。
 同局の日本戦中継は02年の日韓大会(チュニジア戦)、06年のドイツ大会(クロアチア戦)に続き3大会連続。同局が放送した過去2試合は負けがないだけに、板橋順二編成部長は「日本サッカーの未来の扉を開ける、素晴らしい試合になることを確信しています。61・9%を掲げ、全社一丸となり放送を通じて日本代表を応援していきます!」と意気込んでいる。
 株価は15日、他局が軒並み下げる中、テレ朝だけが前日比2200円高の13万7800円まで上昇。当日までアップしていきそうだ。
 中継番組に応援団長として出演する“不敗男”香取も、さらに気合が入った様子。カメルーン戦は、ビールを飲みながら東京・赤坂の事務所でマネジャーとともにテレビ観戦したといい「うれしくて、涙して、歓喜してしまいました!!“本田選手がHEROになりました”。これからも僕は日本を信じて応援していきます」と宣言。勝てば予選リーグ突破濃厚となる一戦に向け「皆さんも運命のオランダ戦、僕と一緒に日本チームを応援してください。お願いします」と呼び掛けた。

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2010年6月16日のニュース