「ソフィア」松岡充が“最凶”ライダーに変身

映画「仮面ライダーＷ　ＦＯＲＥＶＥＲ　ＡｔｏＺ　運命のガイアメモリ」に出演するＳＯＰＨＩＡ・松岡充

　人気ロックバンド「ＳＯＰＨＩＡ」のボーカル、松岡充（３８）が仮面ライダーになる。８月７日公開の映画「仮面ライダーＷ　ＦＯＲＥＶＥＲ　ＡｔｏＺ　運命のガイアメモリ」（監督坂本浩一）にゲスト出演。世界各国で破壊活動を展開する“最凶”のテロリストライダー「エターナル」に変身する。

　映画出演は０２年の「記憶の音楽―Ｇｂ―」以来８年ぶり。年齢を感じさせない超美形の天才音楽家から、一転して“悪のカリスマ”を演じる。
　テレビ朝日系で放送中の「…Ｗ」（日曜前８・００）は、００年の「クウガ」から始まった平成仮面ライダーシリーズの１１作目。２人で１体のライダー「Ｗ」が変身装置「ガイアメモリ」を駆使し、怪人「ドーパント」と戦う。
　劇場版で松岡は白のライダー「エターナル」に変身。テロ組織のリーダー、大道が変身した姿。触角に当たる３本の角はエターナルの頭文字「Ｅ」を回転させたもので、触角が２本のＷを上回る。Ｗが持つメモリの次世代機を所持していることから、Ｗを子供扱いする最悪の敵だ。
　松岡は音楽活動と並行して、０２年のフジテレビ系月９「人にやさしく」、０５年のＮＨＫ朝の連続テレビ小説「風のハルカ」などに出演。昨年４月には人気映画を舞台化した「キサラギ」に主演し、存在感を発揮した。
　東映の塚田英明プロデューサーは「悪のカリスマを演じる絶対的なオーラを持つ人を探していた。ライブ会場でファンを魅了する松岡さんがぴったりだった」と説明。松岡自身、「エターナル」がくしくもＳＯＰＨＩＡのファンクラブと同名だったことから縁を感じているという。
　撮影は２６日に終了。同作はシリーズ史上初めて３Ｄで公開。ライダーキックなどがスクリーンから迫ってくるバトルに期待は高まるばかり。松岡は「昭和、平成をまたぎ、今なお人々の夢を彩る仮面ライダーの１人になれたこと、少年時代の自分に教えたい。しかも、すげぇー強いぜっ！！と」と話している。

　◆松岡　充（まつおか・みつる）１９７１年（昭４６）８月１２日、兵庫県生まれの３８歳。９４年に５人組ロックバンド「ＳＯＰＨＩＡ」を結成し、今年は１５周年。９５年にミニアルバム「ＢＯＹＳ」でデビュー。代表曲は「街」「黒いブーツ」など。０２年に黒澤明監督の孫で女優の黒澤優（２７）と結婚し１男１女をもうける。血液型Ｂ。