泣けます…「トイレの神様」が大ブレークの兆し

[ 2010年4月7日 09:24 ]

『トイレの神様』が大ブレークの兆しを見せる植村花菜

 今年でメジャーデビュー6年目を迎える女性シンガー・ソングライター、植村花菜(27)が、約1年ぶりの新作となるミニアルバム「わたしのかけらたち」をキングレコードから発売。その中の「トイレの神様」が大ブレークの兆しを見せている。

 1月に関西のFM番組で同曲がオン・エアされた途端、200件を超える問い合わせがあり、その後も多くのリスナーから問い合わせやリクエストが殺到。ライブでの反響も大きく、「皆さん、涙してくださる方がたくさんいらっしゃって、歌い終わってもしばらくは拍手が起きないくらい聴き入ってくださるんです」と植村も驚きを隠せない。
 「♪トイレには それはそれはキレイな女神様がいるんやで~」という強烈なインパクトのある歌詞とシンプルでわかりやすいメロディーが、多くの聴き手の心を熱くさせる9分52秒の“大作”。3年半前、83で亡くなった祖母と、孫の植村との生活ぶりが描写されており、歌詞に「トイレ」という言葉と祖母の死というこれまでは敬遠されがちなテーマにチャレンジした点も注目だ。
 「この曲は、100パーセント、私の実体験にもとづいて去年の秋ごろ作詞・作曲しました。今回のアルバムは、ルーツ、赤裸々にさらけ出す、ありのままの自分といったコンセプトを先に決めて作品づくりに取りかかりました。プロデューサーの寺岡呼人さんと打ち合わせしているときに、小さいときから祖母と2人で暮らしていた日々が間違いなくいまの私を形成している大事なルーツだということと『トイレの神様』のエピソードをお話したら、呼人さんが『それはいい話だから、そのエピソードで歌をつくってみようよ』と
言われたのがきっかけです」
 「『トイレの神様』を聞き終わったときに、いま自分のそばにいる家族とか恋人とか大切な人が、そばにいる幸せを改めて感じてほしい。そういう人たちに温かい心で改めて接してあげてほしいなと、これを聴いてそういう感情を持っていただけたらうれしいですね」
 ワンマンライブVOL.2「トイレの神様」を、6月11日に東京・日本青年館、同12日に兵庫・西宮市民会館、同19日に大阪・シアターブラバ、同20日に神奈川・関内ホールの4カ所で行う。

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2010年4月7日のニュース