「韓国最高!」V6ド迫力の全員バック宙

[ 2009年11月16日 06:00 ]

 アイドルグループ「V6」が韓国公演をソウルオリンピックホールで行い、7年ぶりとなるアジアツアーをこのほど開幕させた。同国の音楽祭や野外イベントに出演したことはあったが、単独公演は初めて。6人全員によるバック宙や、韓国のコンサートでは前例のない演出でファンを驚かせた。

 バック宙、肩宙、台宙…V6が繰り出す多彩な宙返りの大技が韓国ファンを魅了した。
 オープニングでは、岡田准一(28)が身長1メートル72の長野博(37)の肩上からバック宙する「肩宙」を披露。歌の合間でも全員によるバック宙やバック転を決め、圧巻は高さ約2メートルのステージから全員が一斉に宙返りする「台宙」だ。ジャニーズ勢の中でも、メンバー全員がバック宙できる唯一のグループならではの大技。約2年ぶりの挑戦だったが、見事に成功させると会場は黄色い歓声に包まれた。
 三宅健(30)は「日本では台宙を決めても、もう当たり前になっていて誰も驚いてくれない。新鮮な反応でやったかいがありました」。38歳の坂本昌行も「喜んでもらえて良かった。まだまだやっていきます」と笑顔を見せた。
 ステージでも3D映像やせり上がる舞台など、韓国では初めてとなる仕掛けを連発。トロッコに乗って客席に限りなく近づこうとするジャニーズ流の演出も、日本から機材約100トンを持ち込んで実現させた。客席でもみくちゃにされながらも井ノ原快彦(32)は「韓国のファンは熱いけど、触り方がソフト。やりやすかった」と語った。
 公演は約2時間半。37曲を歌い踊り、楽曲「one」はファンと韓国語で大合唱した。トリプルアンコールの際に「もう一回!」と日本語コールが飛ぶと、井ノ原は「韓国最高!」と感無量の面持ちだった。

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2009年11月16日のニュース