キムタク「今度はアメリカで」3国制覇に意欲

[ 2009年10月10日 06:00 ]

 SMAPの木村拓哉(36)が出演しているフランス映画「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(監督トラン・アン・ユン)が9日、韓国で行われている第14回釜山国際映画祭で特別上映された。木村は共演した韓国俳優イ・ビョンホン(39)、米俳優ジョシュ・ハートネット(31)とレッドカーペットに登場。6月のジャパンプレミア、今回の釜山に続き「今度はアメリカで」と“3国制覇”に意欲をみせた。

 特別招待作品としての記者会見で木村は、ビョンホン、ハートネットと肩を抱き合って再会を喜んだ。6月には東京でワールドプレミアを開催。今回はビョンホンの母国、韓国での上映。「次はぜひジョシュのホームのアメリカで3人で上映イベントをやりたい気持ちがある」と笑顔。今作を引っ提げて、米国に乗り込むことへの意欲を口にした。
 この日、到着した釜山国際空港では韓国ファンが「タクヤ、アイシテル!」と絶叫。市内のシネコンでの舞台あいさつでは「チョヌン、キムラタクヤ、イムニダ。パンカップ、スムニダ(木村拓哉です。お会いできてうれしいです)」と韓国語で自己紹介。いずれも、2年前に主演作「HERO」の特別上映で訪れた時に経験済み。しかし、今回は気持ちの面で決定的に違っていた。
 当初、今回の映画祭にはスケジュールの都合で参加しない予定だった。しかし8月、別の主演映画のPRで来日したビョンホンから「忙しいから釜山に来られないと聞いたが、1日だけでも来てほしい」と懇願された。「その口調がビジネスではなく、本当に気軽に友達のようで。これは応えなければと思った」と駆けつけた。
 合計370人と映画祭史上最多の報道陣が押し寄せた会見で“親友”のビョンホンは「カリスマ性がある」と木村をベタ褒め。木村が「周りには優しいが、自分には厳しい俳優」とお返しするなど息もピッタリ。ハートネットとも楽しげに耳打ちし合うなど、親交は続いている様子だ。「とにかくたくさんの人に見てもらいたい作品」と思い入れも深い。東京発、釜山経由での米国行きが、近い将来、実現しそうだ。

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2009年10月10日のニュース