「おくりびと」のオスカー像、山形県庁を“表敬訪問”

[ 2009年10月9日 18:03 ]

 米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」に贈られたオスカー像が山形県のロケ地などで公開されることになり9日、県庁を“表敬訪問”した。10日から27日までロケ地のほか酒田、鶴岡両市役所などでも一般公開される。

 オスカー像は高さ約34センチ、重さ約3・8キロ。映画の撮影に協力した庄内映画村(鶴岡市)の宇生雅明社長が受賞直後から「オスカー像を山形に」と所有する映画制作委員会に打診し続け、実現した。
 宇生社長は9日、オスカー像とともに県庁を訪問した。吉村美栄子山形県知事は金色に輝くオスカー像を手に「重い」と緊張した様子。「オスカー像が山形に来るなんて本当に光栄。たくさんの人に見に来てほしい」と笑顔で話した。
 オスカー像はこの後、主人公の家となった上山市の撮影現場に運ばれた。宇生社長は「受賞を非常に喜んでくれた山形の人にもオスカー像を見せたかった」と話した。

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2009年10月9日のニュース